赤ちゃんを無事に出産し、一息つく暇もなく育児はやってきます。幸せいっぱいのはずなのに、なぜかイライラが止まらない…そんな経験はありませんか？初めての育児で、泣きやまない赤ちゃんに対して不安を感じたり、協力してくれない旦那さんにイライラしたり。産後は急激なホルモンバランスの変化によって、情緒不安定になってしまいイライラしたり不安になったりしてしまうものです。また、赤ちゃんが生まれると今までできていたことができなくなり、自分の自由がなくなってしまいます。ストレスはたまっていく一方でなかなか発散することができません。ゆっくり寝ることもできず、お風呂やトイレでさえ気を使う毎日にくたくたになってしまいます。そんな悪循環が重なることで、だんだんイライラと……。では、そのイライラはどのようにして解消すればいいのでしょうか？いくつか紹介したいと思います。

■ リラックスする時間を作る

産後はリラックスすることがほとんどありません。育児中のお母さんは、常に気を張っています。赤ちゃんのときは、泣いていないか？お乳を吐いていないか？おむつは汚れていないか？寒くない？暑くない？など、さまざまなことに気を付けています。それに加えて家事をこなします。家事をしていても、途中で赤ちゃんが泣くことはしょっちゅうです。洗い物をしていても、掃除機をかけていても、洗濯物を干していても、赤ちゃんは急に泣き出します。やろうとしていることの手を止めて、赤ちゃんのお世話をします。すぐに泣きやむことばかりではありません。1時間も2時間も抱いているときもあります。干していた洗濯物が気になりつつも、赤ちゃんのことを優先させているのです。

そんな毎日ですから、赤ちゃんが泣いていないとき、寝ているうちに家事を終わらせようと頑張ります。そうなると、なかなかリラックスする時間なんて取れませんよね。でも、1日の中でたった5分や10分でもいいので、リラックスする時間を作りましょう。赤ちゃんが寝たら、まず、自分の時間を作りましょう。家事が気になりますが、ここは自分を優先させてあげてください。コーヒータイムをしたり、好きな本を読む、テレビを見る、音楽を聴く…何でもかまいません。自分がしたいことを優先的にしてください。そうすることで、イライラした気持ちや焦る気持ちなどが少し低減するはずです。

■ 家事は完ぺきでなくていい

家事に完ぺきを求めていませんか？ご飯を作って、洗濯をして、掃除をして…1日の中ですべてを完ぺきにしなければならないと思ってはいませんか？世の中のお母さんは本当に頑張り屋さんですが、決して完ぺきでなくてもいいはずです。こんなときは最悪の事態を考えましょう。

夕飯のお皿洗いができていなかったときの最悪の事態は、次の日の朝に洗っていないお皿が残っているだけです。洗濯物がたためなかったときは、少々シワになるだけです。たたんでいなくても乾いていれば使うことができると思いましょう。家事ができていない日は、その分赤ちゃんと向き合うことができた1日と考えましょう。

■ 夫婦で協力する

育児、家事は夫婦で協力しましょう。母乳育児の場合は、母乳をあげるということ以外は、すべてお父さんでもできることです。しかし、お父さんの中にはやったことがないからできないと思っていたり、お母さんがしてくれると甘えていたりします。そんなときお母さんは、どうして何もしてくれないの？とイライラしてしまいます。

しかし、お父さんは何をしていいのかすらわからない場合が多いのです。しっかりと言葉で伝えましょう。「お皿を洗いたいから、赤ちゃんを抱いてもらえる？」「洗濯物、取り入れてもらえる？」「赤ちゃんのおむつ、替えてくれる？」など、細かくお願いしましょう。そういった毎日を過ごすなかで、徐々にお父さんも協力しやすくなります。

■ イライラは仕方ない！

産後はどうしてもイライラしてしまうものです。イライラしてしまうのは、仕方ありません。しかし、お父さんも赤ちゃんも、にこにこ笑顔のお母さんが大好きなんですね。そして、お母さん自身も笑顔でいる方が、ストレスがたまりにくくなります。イライラの要因を少しずつ取り除いて、産後の育児を頑張っていきましょう。

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（著：nanapiユーザー・いかくん）