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仕事始めに着物を着ていたのはいつの時代?新年の着物出社のすすめ
みなさんは仕事始めに着物で出社をしたことがあるでしょうか?昔は、新年になって最初の出社で着物を着ていく風習がありました。しかし今では、仕事始めの着物出社はほとんど見られません。「時代なのか……」とわかってはいても、日本ならではの文化が失われていくのは寂しいことですよね。ここでは、仕事始めの着物出社についての基礎知識と、晴れ着出勤をするときの注意点をご紹介します。着物での出社にチャレンジしてみませんか?
■ 仕事始めの着物出社はいつまであった?
◎ 昭和後期までは一般的だった
仕事始めで着物を着るというのは、昭和後期まで一般的に行われていたようです。とくに女性を中心に着物を着用していましたが、もちろん男性にも和装をしている人が見られました。普段はスーツやオフィスカジュアルのスタイルが多いでしょうから、着物での出社は社内を華やかにし、活気づけることができます。昭和で廃れてしまったのがもったいない、すてきなお正月イベントですね。
◎ 現在では「珍しい光景」に
平成に入ってからは、着物での出社はあまり行われなくなりました。平成生まれの人は、そもそも仕事始めで着物を着る風習があったことすら知らないかもしれません。社内で公式に着物を着る取り組みがあればニュースに取り上げられるなど、珍しい光景として扱われるようになってしまった着物文化。風化することなく続いていってほしいですね。
◎ 京都市役所で行われている着物プロジェクト
京都市役所では、失われつつある着物文化を取り戻すためのプロジェクトとして、仕事始めに職員が着物を着用するという取り組みを毎年行っています。このプロジェクトは、人々に「和のある暮らし」を普段の生活に取り入れるよう推奨することで伝統産業を支えるために行われているそうです。和の伝統を重んじる京都ならではの取り組みですね!どんどん日本全国に広まっていってほしいものです。
■ 着物を着るときの注意
◎ 着付け代など費用がかかることも
普段から着物を着る習慣のある人は問題ないかもしれませんが、着たことがない人は美容院や着物レンタル店などで着付けてもらう必要があります。知り合いに着付けてもらえるなら良いのですが、そういった知り合いがいない場合は着付け代がかかってしまいます。また、そもそも着物を持っていないという人は、着物をレンタルする費用もかかってしまいます。中には「着付け代払って!」と会社に訴える人もいるようですが、それはなかなか難しいことなので、費用を考えた上でチャレンジしましょう。
◎ 必要なら上司に言っておこう
黙って着物を着て行って上司に「何考えてるんだ!」と怒られることはまずなく、笑顔で受け入れてくれる会社が多いようですが、不安なら念のため上司に伝えておきましょう。また、「自分一人だけ着物だったらとても恥ずかしい」という場合は、同僚などに声をかけてみて、小さな社内イベントのようにするのもひとつの手です!トラブルがなく気持ちの良い仕事始めにしたいですね。
■ 着物で仕事始めを迎えよう!
社内が華やぐ仕事始めの着物出社。一度廃れてしまったとしても、また復活させたい文化ですね。新年の仕事始めは、ぜひ華やかに着物で迎えましょう!
(image by amanaimages)
(著:nanapi編集部)
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