- 東京ビューティーTOP
- ライフレシピ リオ五輪:競泳競技 自由形の基礎知識
リオ五輪:競泳競技 自由形の基礎知識
オリンピックで行われる競技種目「自由形」についての基礎知識を紹介します。
■ どんな競技?
◎ 試合人数
競泳競技の種目のひとつで、個人で記録を競います。
◎ 概要
自分の好きな泳法で50m、100m、200m、400m、800m、1500m、リレーでは4×100m、4×200mを泳ぎ、タイムを競います。オリンピックにおいては、800mは女子のみで、1500mは男子のみで開催されます。自由形は、人類が泳いで最も速い者を決める種目であることから、泳法を制限していません。クロールは現在確立されている最速の泳法です。事実上、自由形ではほぼ全ての選手がクロールで泳ぎます。このため、「クロール」という独立した種目を作ると自由形の必要性がなくなってしまうため、「クロール」を独立して作ることができないそうです。
◎ 主なルールと禁止行為
自由形では以下の行為が禁止されています。
・自分のレーンを外れる
・コースロープに触れる
・プールの底を歩く、または蹴る(立つだけであれば失格ではない)
・完全に水面下に沈んだまま泳ぐ(スタート後やターン後の15mはOK)
■ 勝敗の決着方法
審判による「Take your marks」の合図で、スタート台前方に足の指をかけスタートの姿勢を取り、スタートの合図があるまで静止した状態で待ちます。合図があるまでに動いた場合は失格となります。1度でもフライングをすると失格です。号砲が鳴ったらプールに飛び込み、自分の好きな泳法でゴールを目指し、タイムの短い者またはチームから順位がつけられます。
◎ 予選ラウンド
各組ごとに8人ずつで泳ぎ、タイムを競います。全員が泳ぎ終わった時点での上位16名が準決勝へと進みます。
◎ 準決勝ラウンド
準決勝でも各組8人ずつで泳ぎ、タイムを競います。全員が泳ぎ終わった時点での上位8名が決勝へと進みます。
◎ 決勝ラウンド
準決勝で残った8人で泳ぎ、入賞者を決定します。
■ 日本における自由形
外国人と比べて手足が比較的短く体も小さい日本人は、従来の結果から見ても、特筆すべき結果をあまり残せていません。また、体格的、体力的なウイークポイントが最も顕著に表れるため、出場が避けられる傾向が大きい種目といえます。
◎日本の注目選手
そんな日本人が不利とされる自由形で圧倒的な成績を残しているのが、萩野(はぎの)公介選手です。2012年のロンドンオリンピックで日本人初となるメダルを獲得し、現在個人メドレー2種目で世界ランク1位でリオに乗り込む萩野選手。今大会、金メダルを持って帰ってきてくれることを期待しましょう。
■ 世界における自由形
水中で最速の人間を決める戦いである自由形は、他の競泳種目と比べて多くのスタミナを要するため、手足の長く身体の大きい欧米の選手がメダルなどの結果を残しています。その中でも、今大会で非常に注目されているのがマイケル・フェルプス選手です。マイケル・フェルプス選手は、前回のロンドンオリンピックで1度引退したものの、今回のオリンピックに向けて調整。しかし、今回でまたキャリアを終える事を示唆するような発言をしており、オリンピックでの結果に注目が集まっています。
■ 参考
・公益財団法人日本水泳連盟 公式ホームページ
・自由形 - Wikipedia
(著&編集:nanapi編集部)
【関連記事】
・猫のために家をプチ改造した人々
・リオ五輪:7人制ラグビーの基礎知識
・リオ五輪:女子バスケットボールの基礎知識
・【リオ五輪】水球の男子選手がイケメンすぎ!「テラスハウス」出演者も
・【元記事】リオ五輪:競泳競技 自由形の基礎知識