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リオ五輪:競泳競技 背泳ぎの基礎知識
オリンピックで行われる競技種目「背泳ぎ」についての基礎知識を紹介します。
■ どんな競技?
◎ 試合人数
競泳競技の種目のひとつで、個人で記録を競います。
◎ 概要
長さ50m、幅25m、深さ3mのレーンを8レーンに分け、100mと200mで背泳ぎのタイムを競います。背泳ぎは仰向けになったまま手で交互に水をかき、足も交互に上下させて泳ぎます。1980年代からは、スタートとターンの直後に、潜水したまま揃えた足を蹴って進むバサロキックと呼ばれる泳法が主流となっています。
◎ 主なルールと禁止行為
背泳ぎでは以下のルールが規定されています。
・自分のレーンを外れる
・コースロープに触れる
・プールの底を歩く、または蹴る(立つだけであれば失格ではない)
・完全に水面下に沈んだまま泳ぐ(スタート後やターン後の15mはOK)
・ターン動作以外で仰向け以外で泳ぐ
・仰向けの姿勢以外でフィニッシュする
■ 勝敗の決着方法
スタートは水中から行います。ホイッスルの合図でプールへ入り、二回目のホイッスルでスタート位置に付き、スターティンググリップを掴みます。「Take Your Marks」の後の号砲がスタートの合図です。この際に静止せず、動作を起こしてしまった場合は失格となってしまいます。合図があるまでに動いた場合は失格となります。1度でもフライングをすると失格です。号砲が鳴ったらプールに飛び込み、背泳ぎでゴールを目指し、タイムの短い者またはチームから順位がつけられます。
◎ 予選ラウンド
各組ごとに8人ずつで泳ぎ、タイムを競います。全員が泳ぎ終わった時点での上位16名が準決勝へと進みます。
◎ 準決勝ラウンド
準決勝でも各組8人ずつで泳ぎ、タイムを競います。全員が泳ぎ終わった時点での上位8名が決勝へと進みます。
◎ 決勝ラウンド
準決勝で残った8人で泳ぎ、入賞者を決定します。
■ 日本における背泳ぎ
1932年のロサンゼルスオリンピック男子100メートルの清川正二選手と1988年のソウルオリンピック男子100メートルの鈴木大地選手が日本人で金メダルを獲得しています。なお、鈴木大地選手は水没したまま泳ぐ30mのバサロ泳法をもってして勝利を掴み、このことがきっかけで現在の水没15m制限が設けられました。2012年ロンドンオリンピックでは、入江陵介選手が男子100メートルで銅メダルを、200メートルでは銀メダルを獲得しました。また、女子100メートルでは寺川綾選手が日本記録を更新して銅メダルを獲得しています。
◎リオオリンピックでの注目日本人選手
リオオリンピックでの注目選手は入江陵介(いりえりょうすけ)選手です。入江選手は皆さんご存知、日本の背泳ぎのエースですよね。ロンドンオリンピックでは背泳ぎと団体メドレーリレーで3つのメダルを日本にもたらしてくれました。世界ランキングで常に上位に位置している入江選手なら、1番良い色のメダルを持ち帰ってきてくれると期待しましょう!
■ 参考
・公益財団法人日本水泳連盟 公式ホームページ
・JOC - 競技紹介:水泳
・背泳ぎ - Wikipedia
(著&編集:nanapi編集部)
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・【元記事】リオ五輪:競泳競技 背泳ぎの基礎知識