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子供との接し方に問題が?言葉の発達が遅れる原因とは
子供が言葉を話しはじめるのは、2歳前後といわれています。1歳半頃には、「まんま」「ぶーぶー」などの単語を話しはじめます。それから、「まんま、食べる」などの2語文になっていき、接続後がついて「まんまを食べる」と言うようになっていき、3歳ごろにはすらすらと話が出てくるという子が多いです。しかし、1歳半健診や3歳健診などで、言葉の遅れを指摘されることもあります。子供の成長や発達には必ず個人差があります。多少の言葉の遅れを気にする必要はありませんが、もし、家庭に言葉の発達を遅れさせる原因があるとしたら、それは取り除きたいですよね。
今回は言葉の発達が遅れる原因をいくつか紹介したいと思います。
■ インプットが少ない
言葉を話せるようになるには、まず、言葉をたくさん吸収することが必要になります。これを「言葉のインプット」といいます。たくさんの言葉をインプットし、頭で理解することで、初めて言葉として出てきます。この、インプットする言葉が少ない場合には、言葉を話しはじめるのが遅い傾向にあります。
家でお母さんの話す量が少ないという可能性もあります。核家族で、さらにお父さんが激務の場合、子供は常にお母さんと2人きりになります。言葉を話せない子供と2人きりだと、なかなか会話をすることもありません。そうなると、子供が言葉をインプットする量が少なくなってしまう可能性が高くなります。
お母さんはできるだけ、子供に話しかけるようにしましょう。公園やお買い物でもいいので外へ連れ出すということも、言葉と触れ合う良い機会です。会話の種になるものもたくさんあるので、家の中だけでなく、外の世界へ出て行くことで会話も自然と増えていきます。その結果、言葉のインプットの量もどんどん増えていくはずです。
■ テレビ・スマートフォン
子供たちがテレビを見たり、スマートフォンをつついたり動画を見る…そんな時間が長いということはありませんか?お母さんは毎日育児に家事にと大忙しです。夕飯を作っているときに、子供がちょろちょろとしていたら夕飯に間に合わない…そんなときに便利なのがテレビやスマートフォンです。子供は動くことをやめ、大人しくなるので料理が進みます。
もちろん、テレビやスマートフォンがすべていけないというわけではありませんが、テレビやスマートフォンに関わっている時間が長すぎるというのは、言葉の発達に問題が出てきます。テレビなどは言葉がたくさん聞こえてくるので言葉の発達には良さそうに思えますが、テレビやスマートフォンをいくら見ていても、言葉の発達にはあまり効果がないという報告が多く挙がっています。
逆に、テレビやスマートフォンばかりではコミュニケーション能力が育たないなどのデメリットもあります。言葉を話すようになるのに大事なのは、子供にとって最も身近であるお母さんに話しかけられることです。テレビやスマートフォンばかりに子守をさせずに、子供にしっかりと向き合う時間を作りましょう。
■ おわりに
言葉の発達の遅れは、お母さんが子供にしっかりと向き合い、関わり合うことで解消することが多いです。家の中ばかりで過ごしていたなと思ったお母さんは、ぜひ、1日1回は外へ出るようにしましょう。テレビやスマートフォンを使う時間が長かったと思ったお母さんは、子供と積み木をしたり、散歩をしたり、向き合う時間を増やしてあげましょう。決して無理をしたり、自分を責める必要はありません。ゆっくりと子供との時間を楽しみましょう。
(image by amanaimages)
(著:nanapiユーザー・いかくん 編集:nanapi編集部)
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