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リオパラリンピック:メダルラッシュに期待!競泳の基礎知識
オリンピックでもメダルをたくさん獲得した競泳は、リオパラリンピックでもメダル獲得の有力候補が多く、活躍が期待されている競技のひとつ。ここでは改めてその基礎知識についてご紹介します。
■ 競泳の基礎知識
◎ 競泳とは?
個人やチームで、水泳の速さを競うスポーツです。
◎ 概要
競泳は、50mの長水路プールで、8つのレースコースで試合が行われます。1960年のローマ大会からの正式競技で車いすの選手だけが対象でしたが、その後は切断の選手、視覚障害の選手、知的障害の選手も出場できるようになりました。国際大会などの競泳用プールの設計は、実は50m2cm!これは、プールの両端にタッチ板(1枚あたり1cm)2枚を設置するためだそうです。
■ パラリンピックの競泳
◎ 基本は7種目
競泳は、国際水泳連盟の基本ルールに準じて行われます。使用するプールや泳法だけでなく、種目においても自由形、平泳ぎ、背泳ぎ、バタフライに加えて、各リレー(個人・メドレー・フリー)で、オリンピックと同じです。個人メドレーはバタフライ、背泳ぎ、平泳ぎ、自由形の順、メドレーリレーは背泳ぎ、平泳ぎ、バタフライ、自由形の順で泳ぎます。
◎ 対象の障がい
・肢体不自由(上下肢障がい)
・視覚障がい
・知的障がい
■ ココが違う!「クラス分け」とルールの例外
泳法と障がいの種類や程度によって、アルファベットと数字で細かく「クラス分け」されます。
◎ 泳法
・S 自由形、背泳ぎ、バタフライ
・SB 平泳ぎ
・SM メドレー
◎ 障がいの種類と程度
・1~10 肢体不自由など身体障がい(SBは9まで)
・11~13 視覚障がい
・14 知的障がい
数字が小さいほど重度の障がいです。「SB13」であれば、「視覚障がいの平泳ぎ」クラスとなります。このようなクラス分けは、障がいによってできることが制限されたり、ケガや障がいの悪化を防ぐためです。同程度の能力で公平に競い合えるようにするためでもあります。
◎ ルールの例外
ルールについてもIPC(国際パラリンピック委員会)は障がいに合わせて例外を認めています。例えば、視覚障がいの選手。ターンやタッチの時に壁に激突する恐れがあるため、コーチがタッピングバーという棒を使って、選手に壁が近いことを知らせることが認められています。
■ 注目選手は「成田真由美」選手
成田真由美選手は、1996年のアトランタ大会から2008年の北京大会まで4大会連続出場し、北京大会以外の3つの大会で金メダルを獲得しています。北京大会後に第一線から退き、ロンドン大会には出場しませんでしたが、今大会に合わせて復帰!パラリンピックの大舞台に帰ってきた、メダル獲得が期待されている成田選手に注目です。
■ メダルに期待!
競泳はオリンピックと種目やルールもほぼ同じなので、同じように見て楽しむことができるはずです。メダルの有力候補も多いので、ぜひ応援してメダル獲得の瞬間を目撃しましょう!
(image by amanaimages)
(著:nanapiユーザー・LS2016 編集:nanapi編集部)
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・【元記事】リオパラリンピック:メダルラッシュに期待!競泳の基礎知識