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楽しく勉強!漢字が苦手な子どもに読み書きを覚えさせるコツ
日本人にとって欠かせない、漢字力。学校で習うものなので、別に親が教えることはないのでは…と思うかもしれませんが、漢字力が上がれば、その分子どもの視野が広がります。たとえば本でも、漢字が読めないと理解しづらい内容も、漢字力があればスムーズに読めますよね。書けるようになれば、漢字を書くペースも早くなるので、テストなどで得点も取りやすくなります。では、小学生の子どもの漢字力を上げるために、覚え方のコツをご紹介します。
■ 漢字の読み方を教える
◎ 好きな本を見つけてあげる
漢字は「書く」と「読む」、2つの勉強法がありますよね。書けるし読めるという状態がベストなのですが、やはり書けるようになるには時間がかかります。いきなり漢字の書き順を覚えて書きなさい…と言ってもなかなか難しいですよね。書くよりも読むほうが簡単です。まずは「読み」から始めてみましょう。前後に文字があれば、その文章の流れで何となく読める漢字も多いはずです。漢字を読むのが苦手で集中できない子どもも多いのですが、やはり子どもには絵本などがいいですね。植物が好きなら植物図鑑でもいいですし、熱中して読める本を探してあげてください。子ども用に漢字にルビが振ってある本も多いので、まずは子どもが好きな本を見つけるところから始めましょう。漢字に触れる機会が増えれば、漢字に慣れていきます。
◎ 漢字の持つ意味を教える
何度か同じ文章を繰り返して、読める漢字を増やしてあげてください。そして、何度挑戦しても読めない漢字があれば、それは子どもにとって馴染みがなく覚えにくい漢字、ということです。しっかりとその漢字の持つ意味を教えてあげてください。意味がわかれば、より楽しく学べます。子ども任せにせず、子どもが本を読んでいるときはそばにいて、わからない漢字は親が横から読んであげるといいですよ。
■ 漢字の部首を教える
漢字は一文字で丸ごと覚えるのではなく、部首がある、ということを教えてあげてください。部首には意味がありますよね。子どもにとって、漢字はただの記号に見えてしまいます。でも、部首について教えてあげると、同じ部首を使っている漢字がある、ということに気づきますね。例えば…「さんずい」の場合は、水が関係する漢字によく使われているよ、と教えてあげましょう。「きへん」は植物に関係するもの、「ごんべん」は話すことに関係するもの…と説明してあげると、部首の意味もわかり漢字の成り立ちにも興味が沸いてくるはずです。部首ごとに漢字をまとめて、教えてあげるのも効果的です。人は記憶が他との関連や結びつきが強いほど、確かなものとなっていきます。記号を見て覚えるよりも、何かと関連させて覚えたほうが、何倍も覚えやすくなります。
■ 何度も繰り返す
読みも書きも、1回で覚えられるものではありません。今は大人になって当たり前のように読めるし書けるかもしれませんが、子どもは1回で覚えられません。何度も繰り返して学習することで、やっと覚えることができるのです。漢字力が高いと、文章を書くときの表現力も高くなりますし、読めるものが増えればそれだけ感じられることも増えます。
でも、子供は繰り返し書くことを嫌がります。漢字を書いていても何も面白くない…と思ってしまうからです。もっと楽しく書いてもらうためには、どっちがたくさん書けるか競争してみようか?と一緒に書いてあげましょう。早く書くことだけに集中すると漢字が成り立たなくなってしまうので、漢字練習帳などで一マスずつ区切られているノートを用意し、はみ出さないように書きながら、競争してみてはどうでしょうか。繰り返し書くのが楽しくなりますし、書いているうちに自然と覚えられるようになります。
■ 楽しみながら覚えさせよう
漢字の苦手な子どもは少し画数の多い漢字などは、見るだけでやる気をなくしてしまいます。なのでなるべく楽しめるような工夫をしましょう。難しい漢字の多くは、いくつかの簡単な漢字の組み合わせになっていることがほとんどです。部首について教えるときに、漢字をバラバラに分解してみると興味を持ってくれるかもしれません。親の工夫次第で漢字力を高めることができますよ。
(image by amanaimages)
(著&編集:nanapi編集部)
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