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不衛生?フルパワーはNG?意外と知らない「ウォシュレット」の正しい使い方
最近では駅やショッピングモールにあるトイレに、ウォシュレットが設置されていることも珍しくはありません。ですが、「ウォシュレットがないとお手洗いに行きたくない!」という方から「衛生面が気になるから使わない」という人までさまざま。実際のところ、どうなんでしょうか?今回は、気になる衛生面やウォシュレットの正しい使い方などをお伝えします。
■ 外トイレのウォシュレット、みんなはどう思っているの?
>Q.会社のトイレのウォシュレット機能、「ビデ」「おしり」など毎回利用しますか?
・利用しない……86%
・利用する……12%
・ケースバイケース……2%
(マイナビウーマン)
会社で利用している人は少ないようです。使わない理由はどのようなことが挙げられるのでしょうか?
◎利用しない人:衛生面が気になる…
SNSに投稿されている記事を調べてみると、使わない人はノズルの衛生面を気にしているようですね。
◎利用する人:使わない方が不衛生!
一方、使うという人は使った方が衛生的に良いのではという意見に。
■ 実は、ウォシュレットの衛生面は配慮されている!
◎ 洗ったあとの温水がかからないようにノズルの角度が計算されている
>「ウォシュレット」の最も基本となるのが、"おしりを洗う"機能。1980 年の初代「ウォシュレット」の開発にあたり、社員約 300 人の協力によりおしりの位置のデータを集め、導き出された吐水角度「43 度」は、おしりを洗った後の温水がノズルにかかりにくい最適な角度として、最新のウォシュレットにも引き継がれています。TOTO
ウォシュレットの先駆けである「TOTO」によると、ノズルの角度を計算することで衛生面を確保しやすく工夫しているそうです。
◎ ウォシュレットによる感染の報告はない
>Q.温水洗浄便座の使用が原因で病気になることがあると聞いたのですが、本当ですか?
>A.温水洗浄便座は6000万台以上のご愛用実績がありますが、温水洗浄便座の使用が原因で疾病になったという因果関係が明確な事例はこれまで報告されていません。 トイレナビ
温水洗浄便座を販売しているメーカー数社が参加している「一般社団法人日本レストルーム工業会」によると、これまでにウォシュレット等の温水洗浄便座の使用が原因で病気になったケースはないとのこと。ウォシュレットを製造しているところでは、ノズルの角度や抗菌機能を付加するなど、衛生面には最大限の配慮をしているようです。
■ 使い過ぎは良くない?ウォシュレットの影響
◎ 妊娠中はウォシュレットの使い方に注意が必要
一方で、衛生面のほかにもウォシュレットによって心配される影響もあるようです。
>妊娠中にビデの使用頻度が多い場合は、細菌性膣症を併発し、膣内の乳酸菌が減少し、膣内の清浄度が低下してしまうおそれがあるのではないかと考えております。そうなると、妊娠中期に子宮内へ細菌が少なからず侵入し、絨毛羊膜炎(卵膜炎)がひきおこされ、早産の原因となることが危惧されます。これらの因果関係についてまだ実証されてはいませんが、当院では妊娠中および産後にはウォシュレットを使用しないように指導しています。いそいち産婦人科医院
妊娠中にウォシュレットのビデ機能を頻繁に使うことへの警鐘を鳴らす産婦人科医もいらっしゃいます。
◎ 女性は膀胱炎を起こしやすくなることも
>女子で排尿後、何気なくウォッシュレットを使用している方も多いのではないでしょうか?実は膀胱炎を繰り返す方は排尿後ウォッシュレットを使用している人が多いのです。泌尿器科の会合で膀胱炎の原因として、排尿後の使用が感染リスクと高めるデータが示されました。五本木クリニック
ウォシュレットのシャワーを勢いよく尿道口にあててしまうと、周囲の菌を尿道のなかに押し込んでしまう可能性が指摘されています。女性の場合はとくに尿道が短くなっているので、膀胱内に入りやすいといわれています。
◎ ウォシュレット症候群で皮膚炎になることも
排便後に勢いよくシャワーを当て続けることが原因で、肛門周辺にかゆみが出たり残便感の症状が出ることを「ウォシュレット症候群」といいます。これは、洗いすぎによって皮膚が過敏になってしまうことや、浣腸作用を起こしてしまうためです。
◎ ウォシュレットは使わないほうがよい?
>Q.ウォシュレットは、使わない方がいいのですか?
>A.いいえ、お尻を清潔に保つことは大切です。温水洗浄機能は調節できますので、弱い勢いから始め、やさしくお尻を洗ってください。芳珠記念病院
ウォシュレットは衛生面もさることながら、使い方に注意が必要です。
■ ウォシュレットはどう使うのが正解?
◎ ウォシュレットのシャワーを勢いよく当てるのは間違い
勢いよくシャワーを当てて肛門を刺激し、排便を促すという使い方をしている方は要注意!皮膚を保護している成分もはがれ落ちて炎症を引き起こしやすくすると同時に、皮膚を守る常在菌まで洗い流されてしまうため、逆に感染症にかかりやすくなります。ウォシュレットのシャワーは弱い勢いから始め、優しく洗浄するのが基本です。洗いすぎないように注意しましょう。
◎ 温風を当てすぎない
ウォシュレットには温風機能がついているものもあります。本来の使用方法は、ウォシュレットで洗った後、トイレットペーパーで軽くふき、さっと乾かすための機能です。温風を長く当てていると、皮膚の乾燥につながりかゆみの原因になります。
■ 外トイレのウォシュレット使用はあなた次第?!
大勢の人が使う外トイレのウォシュレットは衛生面を心配する人が多いようですが、実際のところウォシュレットが原因でなんらかの病気になったという事例はないようです。実際に使うか使わないかは、利用者の心理による部分が大きいようです。また、使い方によっては逆効果になることにも注意が必要です。正しく利用して、きれいなお尻を保ちたいですよね。
(image by PIXTA)
(著:LiRu編集部)
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・【元記事】不衛生?フルパワーはNG?意外と知らない「ウォシュレット」の正しい使い方