アメリカへ留学中の方、これから留学しようと考えている方、留学が終わったら何をする予定ですか？もし日本に戻るのであれば、留学中にぜひやっておいてほしいことが3つあります。筆者は高校＆大学留学とインターン後に帰国して就職をしましたが、この3つのことをしたおかげで大きなアドバンテージを得られました。これから行く方、すでに留学中の方、あとで後悔しないように実践して欲しいと思います。

■ 1. 英語以外の言語を学ぶ

英語以外の言語を専攻するという意味ではありません。そこまで追求するなら、アメリカに留学なんかせずに、その国へ行っちゃってください。ここで言いたいのは、あくまでIntroductionやElementaryレベルの基礎の部分だけ勉強してほしい、ということです。

◎ 言語はコミュニケーションの最大の武器

操れる言語は多ければ多いほど、単純計算で意思疎通できる人数も増えます。筆者は専攻がファッションだったので、中国語とイタリア語のクラスを取りました。就職してから上司や取引先と簡単な会話で使えるだけでもビジネスではプラスになるので、本当に活躍しています。昇進のきっかけになったと言っても過言ではないと思います。自分が思い描く将来を色づけできる言語を選んで勉強することで、世界を広げてください。

◎ 社会人になってからの勉強は難しい

社会人が新しい言語を1から学ぶのは、不屈の意志と強い精神力が必要です。「仕事が忙しくて時間がない…」「疲れているから休みたい…」「働いてる分ストレス発散に出かけたい…」どれも社会人の日々の悩みです。学生とは、時間の使い方もストレスレベルも違うのが伝わってきますよね。こんな状態では勉強が難しいのも当然です。しかし、基礎だけでも理解していたらどうですか？するべきことは、基礎の復習と新しいボキャブラリーを勉強するだけで済んでしまいます。ちなみに、筆者は卒業してすぐ趣味で韓国語を勉強しましたが、やはり学生時に勉強した言語とは入ってき方がまったく違いました。学生時代との環境の差に思い知らされます。

■ 2. インターンをする

日本でもインターン制度を取り入れている企業も増えてきましたが、まだまだアメリカと比べると一般的ではありませんよね。有名な企業に正社員として就職するのは難関だし、受けるのに勇気もいります。しかし、インターンであればハードルがドッと低くなるので、ぜひチャレンジしてほしいです。

◎ アメリカにいるから経験できる特権を利用する

留学未経験者と勝負するのに、頭3つ分くらい抜け出せるのがインターン。なぜなら、アメリカの超大企業や有名ブランド本社などで仕事の経験を積むことも可能だからです。もちろん採用時にも有利ですが、実務で役立つのも大きなプラス点と言えます。筆者は、アメリカの某有名ブランドでインターンを経験して、初めの就職活動時にかなり大きく影響したのを覚えています。面接で話すネタになったり、面接官もかなり前のめりになってくれました。

◎ 海外にコネクションが広げられる

社会人になると、「人との繋がり」の大切さに気付かされます。考えてみてください。同僚が嫌う気難しい取引先相手が学生時代の飲み友達だったら？新しい上司がたまたま休日フットサル仲間だったら？ポジティブな結果が目に見えますよね。それは海外を含めて同じこと。留学をする人は何かしら、将来的に外国とつながりのある仕事をしたいと思っている方が多いと思います。インターンで知り合った同僚や上司は将来必ず、どこかでまたつながるはずです。筆者のインターン時代の直属マネージャーは、なんと別ブランドの北米トップ2になってくれたので、業界の知り合いを紹介してもらえたり、就活をしていた筆者の友人のために根回ししてくれたりと、本当にお世話になっています。

■ 3. 留学先の国以外の友達を作る

留学生が最初に作る友達は、わりと他の国の留学生であることが多いのではないでしょうか。筆者もその1人で、初めてできた友達はロシア人の女の子でした。もちろん、留学生グループにどっぷり染まるのはお勧めしません。現地の友達を作りながら、アジア各国、ヨーロッパ圏などたくさんの人と文化交流してみてください。

◎ 視野が広がる

まったく異なる文化や国民性の人と交わると、物事に対する偏見が減り、より多くのことを受け入れられるようになります。人として成長する絶好の機会なんです。例えば、すぐ隣の国である韓国の食事マナーは予想以上に異なり、足を立てて座るのが良かったり、食器を持つのがNGだったりしますよね。偏見的な考え方の人は、見ただけで「けしからん、見苦しい！」なんて思うかもしれません。ですが、そのマナーが生まれた経緯を友人や知り合いに教えてもらっていたらどうですか？「物事には理由があるんだ。きっと他に理解できないことがあっても、何か経緯があるのかもしれない」と考えるようになりませんか？

◎ 海外旅行でローカル情報ゲット

筆者は旅行に行く前に必ず、その国やエリアに住んでいる友達におすすめスポットや気を付けたほうがいい点などを聞きます。韓国や台湾などの近場ならローカル情報もわりと手に入りますが、案外ヨーロッパ圏や辺鄙な国は旅行会社やネット情報で出回っていないことも多い気がします。ドンピシャのエリアなら実際に現地で会うことも可能なので、その国や地域の遊び方を一緒に体験するのも素敵ですよね。

■ おまけ：事前の英語の勉強も重要

渡米して1番最初に筆者がつまづいたのは、ネイティブの人は発音が良すぎて何言っているかわからない！というリスニングの弱さでした。しかし、渡米前に文法と基礎単語を猛勉強していたおかげで、かなり助けられました。渡米前にきちんと事前勉強をしておくことを強くお勧めします。

■ ぜひすべて制覇しよう！

大きく3つ挙げましたが、アメリカ留学をしているのなら割と簡単にできることばかりですよね。もうすでに全部やっているという方も少なくないと思います。帰国してから後悔はしてほしくありません。事前にしっかり準備をして、ぜひ3つすべて制覇して、自分の将来のために楽しみながら経験を積んでいってください！

（image by PEXELS）
（著：nanapiユーザー・cookie）