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借りる前に見て!キャッシング/カードローンの利用における注意点
大きな買い物をするときやお金に困ってしまったとき、キャッシングやカードローンを使ってみようと考えたことはありませんか?言葉だけはテレビコマーシャルなどでも聞くと思いますが、実際にどんなものなのか、詳しい仕組みなどはよくわからないですよね。そこでこの記事ではキャッシングやカードローンの基礎知識をご紹介します。
■ ≪覚えておくべき基礎知識Q&A≫
◎ Q:キャッシングとは?
--サラリーマン金融や銀行、信販会社と契約することで、お金を借りることができるサービスです。
◎ Q:借入れ・貸付けの意味は?
--借入れは「お金を借りること」、貸付けは「お金を貸すこと」。
◎ Q:キャッシングとショッピング/クレジットカードの違いはなに?
--ショッピング/クレジットカードは、何か商品を購入する際、現金で支払う代わりに[あとから支払う]ことができるサービス。それに対して、キャッシングは商品の購入の前に、あらかじめ[現金を借りる]ことができるサービスです。
◎ Q:キャッシングとカードローンの違いって?
--キャッシングとカードローンは基本的に[同じシステム]のサービスです。しかし、一般的なキャッシングの金利が『18〜20%』なのに対して、一般的なカードローンの金利は『3〜18%』となっています。それなら、カードローンで借りた方がいいんじゃないか?そう考えられるのが普通ですが、実はそうともかぎりません。キャッシングは基本[小口貸付(50万円まで)]であり、カードローンは基本[大口貸付(最大1,000万円まで)]となっています。
◎ Q:金利(年率)と利息ってなに?
--金利は、お金を借入れするとき、掛かる利息を調べるための目安です。
利息というのは、借入れ額と金利と借りた日数から割り出された『手数料』のこと。年率は、1年間借入れを続けた際、利息を割り出すための[%]です。
・ 【利息の計算方法】
◯◯円(借入れ額)×0,◯◯%(年率)÷365(1年)×◯日(借りた日数)=◯◯円(利息)
例:10,000円(借入れ額)×0,18%(年率 18%)÷365(1年)×30日(借りた日数 30日)=147円(利息)
■ ≪損する使い方とは?≫
◎ リボルビング返済
キャッシングを使って『損をする人』の大半は、[リボルビング返済]を利用している方です。
・ リボルビング返済とは?
--返済額のうち一定額を毎月返済サービス。リボ設定により溜まった返済額をあとからまとめて返済することも可能です。
・100,000円(借入れ額)
・10,000円(リボ設定額)
上記の場合、すべての借入れ額を完済するのに、約10ヶ月掛かります。毎月定額返済しているから大丈夫だと、ひと月のうちにリボ設定額以上の借入れをしてしまえば、いくら返済したとしても返済額が元より減ることはありません。10万円の借入れで1ヶ月に掛かる利息(年率18%の場合)は[1,479円]。1ヶ月目で1万円、2ヶ月目で9万円返済した場合は、1ヶ月で全額返済した場合に掛かる利息は[1,479円]。2ヶ月で全額返済した場合に掛かる利息は、1ヶ月目の[1,479円]と2ヶ月目の利息[1,331円]で合計[2,810円]です。10ヶ月返済などと悠長なことをしていれば、それだけどんどん『利息を支払わせられる』結果になります。
◎ 延滞
キャッシングで決められた返済をしなければ、延滞遅延によって損をします。
・ 延滞遅延(損害)金とは?
--延滞が発生したとき、延滞遅延(損害)金を支払わなければなりません。延滞遅延金の年率は基本的に『20%』で設定されています。
・30,000円(借入れ額)
・45日(借入れ日数)
・18%(金利・年率)
・20%(延滞遅延金・年率)
上記の例では、借入れした1ヶ月目の利息が[443円]、返済せず15日経過した延滞遅延金が[246円]。この場合、返済に必要な合計金額は[30,689円]になります。利息と延滞遅延金は同時に掛からないようになっています。上の例で言えば、返済していなかった15日分の利息がつけられることはありませんので安心してください。「なんだ、延滞してもそんなに掛からないじゃん」と思うかもしれませが、延滞のデメリットは延滞遅延金だけではありません。ただ1回(数日間)延滞してしまっただけなら問題ありませんが、複数回延滞したり、長期間に渡って延滞した場合、最悪〔信用情報機関〕に名前が記載されてしまいます。
・ 信用情報機関とは?
--銀行や信販会社(クレジット)、サラリーマン金融が、お客の信用を調べる際に利用する機関です。ここには、これまで悪質な借入れをした方、返済しなかった方、借金を踏み倒した方などの名前が記録されています。
この機関に名前を記録されるというのは、実質的に『今後、お金を借りることができない』ということ。ただ、5〜10年で情報が消えるシステムなので、ふたたび5〜10年後に借入れが可能になります。
◎ ヤミ金
ヤミ金とは?
--高い金利で利息を取る違法な金融会社。
一概には言えませんが、見分ける方法として……
・電柱に貼ってある金融会社のチラシ
・聞いたことのない金融会社
・インターネットで調べても出てこない金融会社
・インターネットのクチコミで悪質だと評判の金融会社
・携帯電話/スマートフォンを担保にする金融会社
・利息がおかしい金融会社
などの方法があります。ヤミ金でお金を借りてしまった場合、〔破産〕にまで追い込まれてしまうケースが少なくありません。
◎ 【注意すべきこと】
・闇金だと分かったら関わらないこと
・闇金と関わるほど窮境に陥ったら身近な人に相談すること
・闇金で借りた莫大な利息は[支払いの義務がない]ので返済しないこと
悪質な金融会社に関わってしまった場合、悪質な金融会社だと気付いた場合は、すぐに警察に連絡・通報しましょう。
(image by 写真AC)
(著:nanapiユーザー・キャッシュマン)
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